

習志野市立
習志野高等学校女子剣道部
CONTENTS
RESULT

Intelligence
最も大切にしていることは「知性」です。
ただ闇雲に努力を重ねても、その努力の方向が正しくなければ、結果には結びつきません。
その日の気分や、思い付きも大事ですが、それだけでは、着実な成長は見込めません。
先生に言われたとおりに稽古するだけでは、自ら考える能力が育ちません。
だからこそ、なぜそうなるのかをたくさん考えることが重要です。
なぜ、打たれたのか。
なぜ、打たれなかったのか。
なぜ、打てたのか。
なぜ、打てなかったのか。
なぜ、あの選手は強いのか。
なぜ、あそこの学校は優勝したのか。
考えることで発見があり、自分と比較することで、何が不足し、どんな力が必要なのか適切な判断ができます。
こうすることで、努力の正しい方向を見定めることができます。
また、方向だけでなく、いつまでに何をどの程度できるようにする必要があるのか、目標を明確にして稽古をすることで、このままのペースでは間に合わない、このペースであれば順調であるなど、自らの成長ペースについても理解することができ、自分が強くなっているのかを理解する指針となります。
逆に、これらのことを考えなければ、毎日厳しい稽古を積んでいるのに、
強くなれない。
強くなれないからもっと頑張らなくてはいけない。
頑張っても勝てない。
同じことを何度も注意される。
このような負の連鎖に陥ることも少なくないでしょう。
また、世の中には一定数の「天才」がいます。
天才に勝つためには、徹底して頭を使って「知性」磨く以外に方法がありません。
裏を返せば、頭を使うことで天才に勝てる可能性が見えてきます。
「ペンは剣よりも強し」
こんな言葉があるように、人の何倍も何百倍も知性を磨き知識を貪欲に吸収する。
そんな稽古を重ねることで勝利を目指します。
試合の中で行ったすべての行動に理由を説明できるようになるくらいに思考しながら稽古に取り組んでいます。
学校生活
School Life

タイムテーブル
SHR
1限目
2限目
3限目
4限目
昼休み
5限目
6限目
部活動
08:35 ー 08:40
08:45 ー 09:35
09:45 ー 10:35
10:45 ー 11:35
11:45 ー 12:35
12:35 ー 13:15
13:20 ー 14:10
14:20 ー 15:10
15:30 ー
「普通科」6クラス
「商業科」2クラス 各学年計8クラスの3学年で構成されています。
学校生活を送るうえで両科に大きな差はありませんが、商業科は年に数回程度、検定試験を受検します。
剣道部に所属するうえではどちらの学科を選択しても問題ありません。
指定校推薦による大学進学を検討される場合には、学科によって指定がある大学がありますので、事前に確認することをお勧めします。
学校行事
1学期
4月
5月
6月
7月
始業式
入学式
校外学習
1学期中間考査
球技大会
保護者面談週間
1学期期末考査
終業式
9月
10月
11月
12月
始業式
習高祭 文化の部
習高祭 体育の部
2学期中間考査
修学旅行(2年生)
2学期期末考査
終業式
2学期
3学期
1月
2月
3月
始業式
予餞会
入学者選抜
卒業式
学年末考査
終業式
稽古
Practice

平日は放課後15:30から行っています。
稽古時間はその日の内容により異なりますが、概ね2時間半ほどです。
その後、各自で自主練習をすることができます。
稽古はほぼ男子と一緒に行いますが、練習内容によっては女子専用のメニューを行うことがあります。
女子の稽古は、「知性」を育てることを念頭に、考えながら、理解しながら進めていきます。常に理由の明確な稽古を心がけていますので、
「なんでやっているのかわからない」
ということが発生しにくい環境です。不明な点があれば、すぐに顧問に聞くことのできるアットホームな雰囲気で行っています。
また、次のような独自の3つの取り組みを行っています。
1 試合分析
練習試合等の試合記録を専用のフォームに入力して記録します。
一定期間分を集計することで、自分の変化の傾向を分析、把握します。
また 、なぜそのような結果が出たのかを考え、反省と次の目標設定に役立てます。
Step:1
試合の記録をフォームに入力

Step:2
集計結果を出力

Step:3
結果を分析・反省・目標の再設定

なぜ、メンばかりで、コテやドウは取れないのか。
逆に、なぜメンは取れるのか。
そもそも打っていいないのか、
打っているが当たらないのか、
当たっているが旗が上がらないのかなど、様々なことを考えます。
そのうえで課題を見出し、課題解決の練習や意識方法を考えます。
こういったことは、誰でもやっているかもしれませんが、そのほとんどが「感覚」的なものに頼っているのではないでしょうか。
感覚ではなく、数字にして可視化することで、より明確に認識することができます。
簡単に言うと、「なんとなく」を「絶対に」に変化させる作業ともいえます。

こうして自ら必要に応じて課題を設定していきます。
また、次の結果を見て、課題は改善されているのか、継続して続けるのか、次の課題に移行するのかなどを決める指針となります。
2 試合映像共有
練習試合等の映像をすべて記録し、Youtubeの専用チャンネルで限定公開機能を使って共有します。撮影は個人のスマートフォンではなく、専用の端末を用意しています。また、試合映像は生徒だけでなく、保護者にも共有します。
Step:1
試合を撮影

撮影は専用のスマートフォンと三脚で行います。当日すぐに見返すこともできます。
Step:2
アップロードした試合を閲覧・分析

アップロードした動画は、気になったときにすぐ視聴できるようになります。また、試合を見ながら意見を出し合い、どうするべきか考える時間を設けることもあります。
こうすることで、試合直後の先生のアドバイスがどういった意味だったのかをより深く理解することができます。
自分では意識しているつもりでも、先生に「できていない」と言われる。
こういった齟齬も一緒に映像をみれば、理由がわかるようになり、今の意識では足りないのか、意識の方向性が間違っているのかなど、意識と実際の差を埋めることに繋がります。
Step:3
過去の試合との比較
試合動画は蓄積されていくため、過去の試合を見返すことができます。現在と過去を見比べることで、成長しているのか、改善できていない点があるのか、などを客観的に把握できます。
他にも、今の成長速度で目標達成に間に合うのかなど、課題をクリアしていく速度についても検討することができます。
こうすることで、ただ毎日の練習を消費するのではなく、確実に意味のある練習を積み重ねる癖ができます。
3 体幹・筋力・メンタルトレーニング
週に1度、外部トレーナーによるトレーニングを実施しています。
体幹やストレッチ、筋力トレーニングなど、個々の課題に合わせた助言もいただけます。
必要な筋肉はどこなのか、バランスを見極めながら、より効果的なメニューを実施します。「知性」大事ですが、それを実行できる体の基礎作りは欠かせません。
また、外部のトレーナーだからこそ、気づく視点があるほか、生徒も普段先生に相談できないことを相談できる機会にもなります。
コンディショニングトレーナー
岡部裕之




施設・設備

剣道場 外部への貸し出しや他部との併用がないため、いつでも使用することができます。稽古が終わった後や休み時間なども自由に使用できるため、思う存分自主練をすることができます。また、床は柔らかくスプリングが効いているため、足を痛めにくいことも特徴です。
トレーニングルーム ベンチプレスをはじめ、様々なトレーニング器具が備わっています。高校剣道に重要な「パワー」や「スピード」それを支える「体幹」を鍛えるのに最適な環境が揃っています。
シャワールーム 女子専用のシャワールーム、洗濯機も完備しています。特に夏場は、稽古後にシャワーを浴びてから帰宅することができるため衛生的です。また、洗濯機もあるため長期の合宿等でも胴着の使いまわしが可能です。
酸素カプセル 令和6年度より、学校に無料で使用できる酸素カプセルが導入されました。疲労回復や、試合前のコンディショニング、ケガ等の早期回復のために使用することができます。
学校マイクロバス 学校が所有しているマイクロバスがあり、近くの旅行会社と提携しています。これにより、バ ス移動による遠征費が抑えられます。ほとんどの遠征がバスで移動のため、防具をもって電車で移動することは年間数回しかありません。